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滋賀県の名物といえばこれ!ご当地グルメおすすめ7選を厳選紹介

滋賀県グルメ

内陸県としては唯一となる漁港を持つ滋賀県には、さまざまなご当地グルメが存在します。

県のシンボルでもあり滋賀県の1/6の面積を占める琵琶湖は産業用水として栄えており、地域性や食文化も湖を挟んで異なるなど魅力的な個性があります。

豊かな水資源を背景に、滋賀県では昔から湖魚を捕る漁業と稲作が盛んに行われています。また、酪農も盛んに行われており、栄養価が高い肥料により霜降り度合いが絶妙な近江牛は、滋賀県民だけではなく世界中に名の知れた銘柄牛として愛されています。

この記事では、滋賀県に行ったら絶対に食べるべきご当地グルメを厳選して7品紹介していきます。いずれも長く地元民に愛され続けている名物ばかりなので、滋賀県で美味しいご飯を食べたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

滋賀県のご当地グルメおすすめ7選

京都や大阪といった大都会に近い県でありながら自然が豊かな滋賀県には、自然を活かした豊潤なご当地グルメが多くあります。以下の項目では、滋賀県に行ったらぜひ堪能していただきたいご当地グルメを厳選して紹介していきます。

近江牛

近江牛

滋賀県全域で飼育されている「近江牛」は、滋賀県が全国に誇る日本最古のブランド牛です。

松坂牛や神戸牛も100年を超える歴史がありますが、近江牛の歴史の長さは群を抜く400年。近江牛は農耕に使われていた黒毛和種がルーツにあり、史実によれば1687年に近江国の北部を領有していた彦根藩で養生薬として商品化されたのが始まりであるとされています。

日本最古のブランド牛として知られている近江牛は、暑すぎない夏と寒すぎない冬という恵まれた気候の中でストレスなく育てられています。

また、近江米などの稲わらをエサとして与えて手間をかけて大切に育てられているため、脂肪が全体的に細かい美しい霜降りとなります。きめ細かい肉質と豊潤な香りが特徴で、適度に粘度がある脂肪は近江牛でしか味わえません

近江牛は日本料理で提供されるのはもちろんですが、重たいソースの味がメインとなるフランス料理との相性も抜群です。ミシュランに掲載されるような海外の有名店でも近江牛を使ったメニューが提供されるなど、その味は世界中で高い評価を獲得しています。

味わい方はステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ、焼き肉と幅広く、滋賀県内には近江牛を専門に取り扱っている老舗のお店が多くあります。滋賀県へ行ったらぜひ新鮮な近江牛を堪能してみてください。

近江米

近江米

稲作を中心に発展してきた滋賀県には「近江米」という美味しいお米があります。

近畿の米蔵とも呼ばれているほど稲作が盛んな滋賀県では、さまざまな品種が栽培されています。滋賀県でとれたお米は総称して近江米と呼ばれており、以下の品種が栽培されています。

  • コシヒカリ
  • 秋の詩
  • キヌヒカリ
  • 日本晴

土づくりを基本に品質と食味を重視した近江米。豊かな自然環境と日本一の琵琶湖を有している滋賀県は米づくりに最適な環境です。

また、近江米は「環境こだわり米」とも呼ばれていて、周辺環境に配慮した安全かつ安心の美味しいお米づくりを徹底しています

近江米の魅力はほどよい粘りとまろやかに感じる甘味です。炊き立てはもちろんですが冷めても美味しいので、お弁当にも最適です!

ふな寿司

ふな寿司

琵琶湖産のニゴロブナを主要食材として作られ続けている「ふな寿司」は、フナを用いた熟れ鮨で滋賀県の名産品として知られています

飯と塩で作られているため独特の発酵臭がするものの、上手に漬けているものはほとんど臭いがしません。フナを丸ごと漬け込むため発酵中に骨が柔らかくなります。そのため、食べる時は骨を取り除くことなく、そのまま丸ごと食べられます。

乳酸菌が増えるため整腸作用があり、豊潤なたんぱく質を含んでいるため栄養価も高い料理です。平成10年には滋賀の食文化財に指定されている程のご当地グルメなので、興味がある方はぜひ食べてみてください!

赤こんにゃく

赤こんにゃく

滋賀県の名産品である「赤こんにゃく」は、読んで字のごとく赤いこんにゃくです。

一般的にはこんにゃくの色といえば灰色や白色というイメージですが、とくに滋賀県の近江八幡市では赤こんにゃくは一般的な食べ物です。誕生した理由に関しては諸説ありますが、派手なことが好きな織田信長が赤く染めさせたことから始まったとする説が有力です。

ちなみに、赤い理由は三二酸化鉄という食品添加物を含んでいるからで、もちろん人体にはまったく害はありません。赤い見た目なので「辛いこんにゃく」というイメージを持ってしまう方もいますが、辛さはなく味は普通のこんにゃくと同じです。

近江八幡の学校では給食にも出される定番メニューですが、滋賀県のご当地グルメなので知らない方が見たら驚いてしまうはず!

普通のこんにゃくよりも弾力が強いという特徴があるため、こんにゃくを使ったローカロリーダイエットを考えている方にはおすすめです。歯ごたえがあるため噛む回数が増え、脳の中にある満腹中枢を普通のこんにゃくよりも強く刺激できるのです。

一般的には煮物や和え物として食べますが、県内では赤こんにゃくを刺身にして酢味噌や醤油に付けて食べられます。お酒のおつまみにも最適なので、地酒と共に堪能してみてください。

鴨鍋

鴨鍋

冬の訪れと共に琵琶湖へ飛来してくるマガモを煮込んで食べる「鴨鍋」は、寒い冬になると多くの方が食べる滋賀県のご当地グルメです。

しかし、現在は市販されている琵琶湖に飛来してくるマガモではなく合鴨を使うのが一般的。全国各地で鴨鍋は食べられますが、滋賀県長浜には天保年間創業の鴨鍋の老舗が残っているなど、今でもご当地グルメとして根付いています。

寒い冬を乗り切るためにマガモは脂を多くまといます。そのため、しっかりとした歯ごたえと脂身の甘さが大きな特徴。豆腐やネギといった野菜と共に煮込んで食べる鍋料理で、「鴨が葱を背負ってくる」ということわざは鴨鍋の相性の良さからきています。

鴨の肉は一見すると脂が多く感じられるものの、実は牛肉とは違いコレステロールが非常に少ないです。また、ビタミンや不飽和脂肪酸も多く含まれているため健康や美容にも最適!合鴨にも牛や豚と比較してミネラルやビタミンが豊富に含まれています。

現在は琵琶湖での猟は禁止されているので天然のマガモを食べることはできませんが、琵琶湖の周辺では人工飼育が行われています。

マガモの数は少なく希少なのでアヒルと交配させた合鴨を使うことが多いものの、滋賀県内であれば新鮮なマガモを使ったお店もありますので、贅沢な鴨鍋を堪能できます!

近江ちゃんぽん

近江ちゃんぽん

ちゃんぽんといえば長崎を連想する方も多いかと思いますが、「近江ちゃんぽん」も滋賀県ならではの味付けで高い人気を博しているご当地グルメです。

近江ちゃんぽんは長崎ちゃんぽんとは異なり魚介を使用していません。使っているのはキャベツやニンジンといった野菜と豚肉がメインであり、鰹節や昆布などの魚介系のスープで薄口醤油と合わせてさっぱりと食べられる食感が特徴です。

滋賀県民のソウルフードとも呼ばれている近江ちゃんぽんは、彦根を中心に滋賀県内全域に定着しました。全国津々浦々には長崎ちゃんぽんをルーツにしたちゃんぽんが多くありますが、近江ちゃんぽんは長崎ちゃんぽんとの共通項がほぼないことで知られています。

近江ちゃんぽんは、長崎ちゃんぽんとは異なる独自の道で進化を続けてご当地グルメになったのです。唯一の共通点は具材がたくさん乗っている点ですが、それも魚介類を使用していないという点で差別化が図れています。

しかし、一口に近江ちゃんぽんといっても店舗により作り方や味付けはさまざま。老舗の味を堪能したいという方は、近江ちゃんぽんの発祥としても知られている滋賀県彦根市銀座町にある「麺類をかべ」をチェックしてみてください!

じゅんじゅん

じゅんじゅん

出典元:https://mrs.living.jp/tokyo/tokyo_staff/article/3230554

滋賀県の郷土料理である「じゅんじゅん」は、魚、牛肉、鶏肉などをすき焼き風に味付けした鍋料理のこと。具材を煮る時のジュージューという音から、「じゅんじゅん」という特徴的な名前が付けられたとされています。

食べ方は至ってシンプルです。肉や魚をすきやき鍋で軽く炒めた後、野菜や調味料を加え、汁気が出てきたら豆腐やこんにゃくを加えて煮るだけ。現在も滋賀県内では一般家庭で普通に食べられている食事で、特別な日には近江牛を入れたりもします。

県内のホテルでは「〇〇のじゅんじゅんコース」という名前で料理が提供されるなど、滋賀県の郷土料理として県外の方にも愛されています。琵琶湖で獲れる新鮮な魚を入れたじゅんじゅんが主流で、とくに「うなぎ」が代表的です。

家族団らんの象徴ともされている「じゅんじゅん」は、滋賀県内の多くのホテルや料亭で食べることができます。寒い冬にはうってつけの逸品なので、興味がある方はぜひ食べてみてくださいね!

まとめ

滋賀県で食べられるおすすめのご当地グルメを紹介していきました。

豊かな自然と琵琶湖に囲まれている滋賀県にはさまざまなご当地グルメがあります。いずれも滋賀県でとれる新鮮な魚や野菜、お米や牛を使ったものなので、舌が肥えている食通も唸らせる逸品であることは間違いありません。

滋賀県で何を食べるか考えている方は、ぜひ上記で紹介したご当地グルメを食べてみてくださいね!

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